カナダ、アラスカと国境をまたぐユーコン川をカヌーと自作のイカダ(筏)で、
ひとりで旅行しました。トレッキングの旅やヒッチハイクなど僕のアドベンチャー(冒険旅行)です。
●7/27日〜
カヌーを車に積んでユーコン川の上流にある支流のテスリン川に向かう。
支流のテスリン川から直接本流のユーコン川に下る予定だ。
確かジョンソン橋がスタート地点で、このあたりの川の水はきれいなグリーンの色をしている。いよいよスタートだ!最初はしばらくの間、パドルを使用せずに流れにまかせて流されてみることにした。あたりは空と川と山だけしか見あたらない。
川面にはあちらこちらからぶつかり合い、湧き出すような流れのポイントが多数ある。流されているうちはまったくといって良いほど静かであることに驚いた。
川旅の始まりがこんなに静かであるとは思いもよらなかった。
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シングルパドルでカヌーを前進させようと、オールをパドリングするけど舟艇はまっすぐに向いてくれずクルクル回りながら流されていく。
この現実に、カヌーのコントロールが限りなく経験ゼロに近い僕には難しいものだと実感させられた。
多少の無鉄砲は自覚しながらも、旅する時間、川も食料もある僕にとって、経験は今積めばいいものだと思いなおす。

安直だがパドルの予備をつなぎ合わせて、ダブルパドルを作りカヤックスタイルのパドリングをやってみることにした。旅はその場の直感で動き、工夫する能力を発揮するチャンスだ。
正しいやり方は知らないけど、自分のさじ加減ひとつでそういうこと一つ一つを自由にチョイスしていけるおおらかな旅の形は最高にすばらしいと思う。ずっと前に自転車旅行をやったとき、日に日に距離を伸ばしていけることに喜びを感じる自分らしい旅ができた。純粋に自転車で一日100キロ進めた喜びや米が初めてうまく炊けた時の喜びは、旅することで会得できたという過程があり、それが財産となっている。
カヌーが横向きになっているとき突然、強風が川下から吹いてきてカヌーの横っ面にあたり、いきなり逆に流されていく。ついさっきまで穏やかだった湖面は急に白い波が立ち始め、体勢の悪いカヌーに追い討ちをかける。一瞬、沈(ひっくり返る。)しそうになったが、体重をシフトさせて踏みとどまるけど、かなり焦ってしまう。横向きで流されていくカヌーの状態がこんなにバランスが悪いなんて、このときはじめて経験した。すかさず、舟艇を前に向けると風の抵抗が減って安定する。それからは、強風に備えて常に漕ぎ続けることにした。突風がカヌーを押し戻そうとするたびに、全力でパドリングする。
川旅なんて流れていれば目的地に着くものかと思っていたが、それどころか押し戻されそうになるなんて想定外の出来事だ。
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自己紹介
名前 杉田
年齢 27歳
職業 税理士志望で勉強中。
趣味 フリークライミング
アウトドア・MTB
居住地 福岡市