テスリン川、カヌーひとり旅(3)

ユーコン川の支流、テスリン川をひとりで川下りを始めて感じることは時間の流れがまるで異次元の世界にいるような錯覚に見舞われることだ。そのゆったりとした時間の流れを楽しんでいると突然、現実に引き戻される。魚の跳躍する音だ。なかでも記憶に残るのはホワイトフィッシュ。
ファイブフィンガー・ラピットという瀬を越えたあたりでいつもより遅い時間まで舟を漕いでいると、夕日が川面に映っていた。あたりから魚の跳躍する音がバシャッ、バシャッと聞こえ出してしばらくそれが続く。


テスリン川をゆっくりと下るところを自分で撮影。カヌーの先頭部分しか写りませんでした。川べりにカヌーを止めて近くにキャンプ地を探す。
テスリン川をゆっくりと下るところを自分で撮影。      川べりにカヌーを止めてキャンプ地を探す。(右)
カヌーの先頭部分しか写りませんでした。(左)

カヌーを川べりに引き上げて今夜のキャンプサイトにテントを張りました。
      カヌーを川べりに引き上げて今夜のキャンプサイトにテントを張りました。釣り上げたサーモンを川べりで調理した所です。鋭い歯を持っていますから要注意。チャムサーモンです。
      釣り上げたサーモンを川べりで調理した所です。鋭い歯を持っていますから要注意。
      チャムサーモンです。


あちらこちらで魚が跳ね、虫でも捕食しているのかと思うが、一向に魚たちの食事が終わる気配もなく、特定の魚が自分の後をついてきている感じがした。手頃な中洲を見つけたのでカヌーを着岸してタ―プを張り、今日のキャンピング地点にする。火を起こしかけたころ夕日が沈みかけ一気に、気温が下がってきたが、魚の跳躍は一向にやまない。ザブンと飛沫をあげる音からもその魚が大物であることは間違いなさそう。あんまりうるさいので僕は大物が飛沫を上げ、その挑発的な魚のところにルアーをブン投げた。何度も何度もブン投げた。慣れてくると魚が跳ね上がると同時にそこへ的確に投げられるようになってきた。すると突然ズシンと重い当たりがきて、根がかりなのか大物のヒットなのか分からない。
僕の持っている9ドルの釣竿セットは、リールがぶっ壊れてしまい、まわそうとすると逆にラインが流れていきライン直線上の水面から巨大な魚がジャンプした。それまで、魚の飛沫のうるさいのをやめさせようと憂さ晴らしのごとくルアーを投げていたが、夕日が照らすその魚体を見た瞬間から頭の中で僕の野生が甦る。空回りするリールのラインを指で抑え、魚とは逆方向に竿を持ってひっぱって歩き出した。
中州のはしっこまで移動すると魚は中州手前の浅瀬まで近づいて来ていた。ビッグフィッシュは最後まで跳ねたり引いたりと抵抗をみせる。僕は川のなかに入って魚を陸に揚げようとする。竿を立てて、距離を稼ぎたかったがラインが切れそうだったので横向きを保ちながらラインが切れないことを祈りつつ引き続け、腰まで川に浸かった頃その大きな魚が中州のきわで跳ねている。

急いで中州に上がって走り寄り、のた打ちまわるその大きな生命をしっかりこの手で捕まえた。それは「釣る」というよりは「狩る」という表現の方がより現実味を帯びている気がした。
今夜の食事は豪華版、キングサーモンが僕のメインディッシュだ。食べきれないくらい大きなサーモンだ。



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ユーコンの川旅ではイクラをたくさん食べました。写真は拾ったサーモンから取り出したイクラを食べているところです。

自己紹介
名前    杉田
年齢     27歳
職業 税理士志望で勉強中。
趣味 フリークライミング
  アウトドア・MTB
居住地   福岡市

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